いつもありがとうございます。塾長の森です。
ブログ更新が滞っておりました。。。すみません。
塾では、今日から春期講習がスタートしています。
現学年の復習をしっかりした上で次の学年に進みましょう。
先日、中学生の3学期の期末テストの結果を見せてもらいました。
私が指導している3名の中2生のうち、2名は過去最高の成績だったようです。
この生徒たちは、学校の補習や定期テスト対策として通塾をしているのではないので、
塾の授業では、定期テストに向けた学習はほとんどしていません。
(通常授業は、高校受験に向け、中3の夏前までに3年間の内容を終わらせるペースで学習させています。また、普段から学校の補習を中心にしている生徒もいます。)
そのため、塾で先取り学習をしている英語と数学以外に比べると、「学校の定期テスト」の成績はイマイチでした(そこまで悪いわけではないですが)。
ところが、ここ半年くらいで、学校の定期テストの結果が良くなってきました。
その理由は自分たちから「勉強したい」と言うようになったから。
ただ「学校の定期テストの勉強もしたい」と言ってきただけでなく、ピンポイントで
「国語の文法の助動詞が分からないのでおしえてください。」
「理科の気象が覚えにくいです。何かコツはありますか。」
など具体的に聞いてくるようになりました。
その結果、特に授業数を増やすことをしなくても、通常授業の合間に少し教えてあげるだけで、成績はぐっとアップしました。
このレベルまでくれば、学校の定期テスト対策で苦労することは無いかなと思いますし、高校受験やその後の大学受験においても効率よく学習できるのではないかと思います。
「自分で自分の弱点を把握し、そこを(積極的に)克服していく」
言葉にするとシンプルですが、中学生にとっては、難しいことです。
彼らも、ここまで来るのに1年半かかりました。中学校生活の半分です。
失敗と成功を繰り返しながら、やっとこのレベルまで来れました。
「高校受験では、1年生からの成績も加味されるので、手遅れになる場合もあるのでは?」
という意見もあると思います。
そういった面から考えると、おんぶにだっこで、塾の方ですべてコントロールしてやらせるのが良いかもしれません。
月謝をいただいている以上、塾にはそういう役割を担う必要はありますが、
でも、それが子供たちの将来につながるかと考えると、必ずしもそうとは言い切れないと思います。
成功体験よりも、失敗経験からの方が多くのことが学べます。
大人になって失敗を繰り返すよりも、
「子供のうちに、多くの失敗をして、そこから多くのことを学び、自らの力で成長し、自信をつけていく」
方が将来的にはよいのではないでしょうか?