いつもありがとうございます。塾長の森です。
台風の影響はほとんどなかったですね!!

今日の論理の授業では、「話し合い」における「意見をグループ化する」段階の練習をしました。
テーマは
「クラスで行うお楽しみ会の内容」
条件として
・時期は、クラス替えをしたばかりの4月半ば。
・参加するのは、クラスの生徒と先生。
この2つの条件を提示して、まずは宿題で、提案するコンテンツとその理由を考えてきてもらいました。
今回の記事のテーマとは関係ないですが、やはり「目的」を意識出来ている子と出来ていな子の差が理由をみるとはっきりわかります。
たとえ同じ遊びを主張したとしても、目的に合った理由が述べられるかどうかで説得力には差が出ますよね。
本題に話を戻しますが、意見が出そろったら、次はそれをまとめていく作業に入ります。
今回はまずその第一段階としての「グループ化」。
例えば、出てきた意見を「外、中」で分けたり「道具を使う、使わない」と分けたりするなど様々な意見が出てきました。
グループ化するためには、「具体化と抽象化」が出来る必要があります。
今回子供たちから出た意見の例としては
(具体) (抽象)
ドッチボール 球技、運動能力が問われる遊び
ビンゴ 景品がいるゲーム、運頼みのゲーム
こんな感じです。
グループ化するには、ここの部分がスムーズにできなければなりません。
「具体化と抽象化」は教科を問わずというか人生において必要な能力の一つです。
いわゆる「指示待ち人間(言われたことしかできない人間)」はこの能力が低いです。
この能力が高い人は、具体的な指示を抽象化して応用することが出来ます。
例えば上司から「今日初めてあったAさんがうちの製品に興味があるみたいだから、速達で資料を送っといて!」
と言われた場合、「抽象化」能力が高い人であれば、
「この上司は仕事にスピードをもとめる人だろう」と仮定をたてることができ、その仮定に基づき
他の業務においても「スピード重視」で業務にあたることができるでしょう。
このように「具体化と抽象化」は人生において必要な能力の一つです。
この力を大人になってから伸ばすのは難しいと思いますので、子供のうちから伸ばしていきましょう!!