森大塾では、世界一大きな授業の趣旨に賛同し、今週からGW明けまで、「世界の識字率」をテーマに授業を行っています。
今週は、
①「字が読めない・書けない」ことにどんなデメリットがあるのか
②なぜ「字が読めない・書けない」人がいるのか
という2点について、考えてもらいました。
今回の授業で印象深かったのは、「字が読めない・書けない」人がいる理由について。
子供たちからまず挙がった理由は、
「目が見えなかったり、手が不自由だったりするから」という理由。
学校に行けることが当たり前の国に生まれ、当たり前のように読み書きを習っている自分たちの状況下では、
「学校に行けないので、読み書きが習えない」
という考えは、すぐには思い浮かばなかったようです。
逆に大人だと「目が見えなかったり、手が不自由だったりするから」という発想は、すぐには浮かばないかもしれません。
(論理力養成講座として)大切なことは、どちらの意見が正しいということではなく、
★1両方の理由(さらにほかの理由)を列挙できるようになること。
★2その理由を深堀して根本的な理由を考えること。
という2点です。
そのために今回は、
★1「字が読めない人」と「字が読める人」(自分たち)の置かれている状況について、分析・比較をしてもらいながら、原因を考える練習をしてもらいました。
★2「なぜ」を繰り返して、理由を深堀りする練習をしました。
今回の授業で原因が深堀り出来たので、次回は解決方法をみんなで考えたいと思います!