前回の記事では、
大学入試の手法がこれまでの学力を測るものから、社会に出て活躍できる力を測るものへ変わっていくということをお伝えしました(前回の記事)。
では、具体的に社会に出て活躍できる力とはどんな力なのでしょうか?
ひとつの指標として考えらえるのが、下のグラフ「企業が採用にあたって重視した点(経団連調査)」です。
このグラフから、企業が新卒で学生を採用するときにはコミュニケーション能力や主体性などの能力を重視していることがお分かりいただけるのではないでしょうか?こういった能力が社会に出て活躍できる力といえると思います。
ちなみに、学業成績や出身校は下位に位置していますが、企業が重視していない分けではありません。私の過去の新卒採用経験から言うと、学業成績や出身校については足きり要素です。つまり各企業が設けているレベルに達していなければ、その時点で不採用とされてしまいます。
このように、企業の新卒選考時には、学業成績だけでなく、コミュニケーション能力・主体性などの社会に出て活躍できる力が求められる分けですが、このような選考基準が今後大学受験・高校受験へと下りてくることが予想されます。
入試時だけでなく、こういった力は一生役に立つ能力ですので、小さいうちから、学業成績だけでなくコミュニケーション能力や主体性を磨いていくことが大切です。そうすれば、より子供の将来の可能性を広げてあげることができるでしょう。